少しづつ日常が戻りつつある今日この頃。気候も良く、外で過ごすのが気持ちの良い季節ですね!
そんな季節もあっという間に過ぎ、梅雨の季節がやってきます。梅雨になると、体も心もなんとなく調子が悪くなる方も多いのではないでしょうか?そこで「梅雨入り前に習慣にしたいこと」のお話をさせて頂きます。
なぜ、梅雨になると体調が悪くなるのか?その原因は3つあります。
- 高温・多湿の気候により、かいた汗が蒸発されず、熱や水分が体内にこもってしまいだるさを感じる
- 低気圧により、日中でも副交感神経が優位になる(リラックス時の状態)。血圧の低下や血管を膨張させるため頭痛などを引き起こす
- 日照率の低さにより、うつなどの症状を抑えるビタミンDが不足する。
自粛生活が続いている現在、3つ目の原因はすでに該当している可能性が大いにあります。
室内で過ごす時間が多くなり、日光不足になると健康を整えるビタミンDの生成が劣ってしまいます。紫外線B波はビタミンDを作り出す作用が期待でき、食べ物から摂取するだけでなく、日光を皮膚に吸収して生成できる可能性があります。日光浴が不足するとビタミンDが減るため、カルシウムの吸収低下、免疫力低下にも繋がり、血中濃度のビタミンDが少ない人ほど、生活習慣病になる可能性が高くなると言われています。
日光浴をすることで他にも期待される効果は?
- 体が太陽の熱で温まり、血行促進に繋がる
- 血液の流れがよくなるとリンパの流れも活発になり、デトックス効果が期待される
- 幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を高めるので、ストレス解消や不眠解消などにも繋がる
では、実際に日光浴をしてみましょう!
正しい日光浴の方法
日光浴で効率的に効果を実感するためには、午前中の早い時間がオススメです。午後は紫外線の量が増えますし、午前のほうがセロトニンを増やし、体内時計を整える作用も期待できます。日光浴の頻度は週に三回、一日15分を目安にして続けてください。日光浴をする際は、日焼け止めを使わないのが基本です。せっかくの日光の作用を吸収するためには、ブロックするのは避けたいので服装もできるだけ肌を出したほうが効果が期待できます。場所は庭やベランダ、屋上などどこでもかまいません。
全身日光浴をする時間や場所がなくてできない人、また日焼けしたくない人にオススメなのが「手のひら日光浴」です。手のひらならシワやシミの心配がないので、日光浴には最適なスポットなのです。手のひら日光浴のやり方ですが、しっかりと日焼け対策をして、手のひら以外は日焼け止めや洋服で肌をカバーしておきます。外に出て手のひらを空に向け、夏なら15分で冬は30分以上、日光浴を続けていきましょう。
梅雨に入ると日光浴ができる機会がグッと減ってしまいます。今のうちから日光浴の習慣をつけ、梅雨時期を快適に過ごす準備を始めましょう!